2018年 | プレスリリース?研究成果
天の川银河は50亿年前に再生し、太阳も生まれた!
~2段阶の星形成过程を理论的に解明~
【発表のポイント】
- 天の川银河の星が异なるメカニズムによって2段阶に分けて形成されたことがわかった。
- 定説では、天の川银河は100亿年以上の间ずっと同じように星を作ってきたと考えられていた。
- 天の川银河になぜ元素组成の异なる2种类の星が存在するのか解明された。
- 隣のアンドロメダ银河など他の银河も同様に2段阶に分けて形成された証拠があり、银河の形成に関する考え方が大きく変わると期待される。
【概要】
东北大学大学院理学研究科の野口正史准教授は、「冷たい降着流」と呼ばれるガスの流入に着目して天の川银河の进化をコンピュータで计算し、天の川银河での星形成が2段阶に分けて起こったことを明らかにしました。天の川银河には元素组成の异なる2种类の星が存在しますが、その理由は不明でした。野口准教授の研究は、この谜をはじめて理论的に解明したものとして注目されます。
「冷たい降着流」とは、宇宙空间のガスが低温のまま银河に流れ込む现象です。それに対して、一度高温になったガスが冷えるにつれ流入する过程は「冷却流」と呼ばれます。野口准教授によると、天の川银河では最初に「冷たい降着流」によって星が作られ始めましたが、今から约70亿年前に星形成は终了しました。これは衝撃波が発生してガスが高温になり流入が止まったためです。その后「冷却流」が発生し、约50亿年前から第二段目の星形成が始まりました。太阳もこの时期に诞生しました。
天の川银河には、元素组成の异なる2种类の星が存在しますが、その起源は不明でした。野口准教授の计算は、酸素やマグネシウムに富む星は「冷たい降着流」による第一段阶の星形成で、鉄に富む星は「冷却流」による第二段阶の星形成で诞生したことを明らかにしました。
隣のアンドロメダ银河など他の涡巻银河もこのように2段阶に分けて形成された形跡があり、今后の研究によって银河进化の考え方が大きく书き换えられると期待されます。
本研究の成果は、2018年7月26日号の英科学誌「Nature」(オンライン版 日本時間7月26日午前2時)に公開されました。

図1:野口准教授による天の川銀河の進化の想像図。最初に「冷たい降着流」によってα元素の豊富な星が形成された。続く星形成停止期にIa型超新星の爆発によってガス中の鉄の濃度が増えた。その後の「冷却流」によって鉄を豊富に含む星が作られた。下図のカラーマップはモデルで計算された太陽近傍における星の頻度分布を示す(Credit: M. Noguchi, Nature, July 26th 2018 issue)。等高線はAPOGEEによる太陽近傍の星の実際の分布を示す(Credit: M. Haywood et al. A&A, 589, 66 (2016), reproduced with permission ? ESO)。
问い合わせ先
<研究に関すること>
东北大学大学院理学研究科天文学専攻
准教授 野口 正史(のぐち まさふみ)
电话:022-795-6507
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<报道に関すること>
东北大学大学院理学研究科
特任助教 高桥 亮(たかはし りょう)
电话:022?795?5572、022-795-6708
贰-尘补颈濒:蝉肠颈-辫谤*尘补颈濒.蝉肠颈.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)