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音波による磁石の向きの制御に世界で初めて成功 ‐携帯電話などに用いる弾性波デバイスの高度化に期待‐

【本学研究者情报】

〇本学代表者所属?职?氏名:金属材料研究所?教授?小野瀬 佳文

【発表のポイント】

  • 空気や物质の振动が波として伝わる音波は、物质の表面を伝わる场合は表面音波と呼ばれ、振动方向が回転していく性质があります。
  • 音波の振动方向の回転を、磁石の元となる电子の自転(スピン)に移すことにより、磁石の向きを制御することに成功しました。
  • 表面音波(表面弾性波)は高精度のフィルターとして携帯电话などに使われており、记録素子として広く使われる磁性との融合による、デバイスの高度化が期待できます。

【概要】

音波は、空気や物质の振动が波として伝わる现象です。音波が物质の表面を伝わる场合は「表面弾性波」と呼ばれており、その振动方向が回転しながら伝わっていく性质を持っています。このような回転は、物理学的には、磁石の元となる电子の自転(スピン)と同様に「角运动量」と呼ばれる回転量で表されることが知られています。

東京大学大学院総合文化研究科大学院生および东北大学特別研究生(現在理化学研究所研究員)の佐々木遼と东北大学金属材料研究所の新居陽一(JSTさきがけ研究員兼務)、小野瀬佳文は、表面弾性波から電子のスピンへの角運動量の移動を利用することにより、音波による磁石の向きの制御に世界で初めて成功しました。表面弾性波を用いたデバイスは、高精度なバンドパスフィルター(※1)として携帯電話などに内蔵されており、記録素子として広く使われる磁性との融合によりデバイスの高度化が期待できます。本研究の詳細はNature Communicationsに2021年5月10日10:00(英国時間)に掲載されました。

【用语解説】

※1 バンドパスフィルター: 決まった周波数領域だけを通すフィルター。

详细(プレスリリース本文)PDF

问い合わせ先

◆研究内容に関して
东北大学金属材料研究所
量子机能物性学研究部门
小野瀬 佳文
罢贰尝:022-215-2040
贰尘补颈濒:辞苍辞蝉别*颈尘谤.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)

◆报道に関して
东北大学金属材料研究所 情報企画室広報班
罢贰尝:022-215-2144 贵础齿:022-215-2482
Email:imr-press *imr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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