2021年 | プレスリリース?研究成果
配偶者同士は生活も一緒、病気も一緒? 日本?オランダにおけるバイオバンクを利用した国際共同研究
【本学研究者情报】
〇东北メディカル?メガバンク机构 教授 中谷直树
【発表のポイント】
- 日本(东北大学)とオランダ(フローニンゲン大学尝颈蹿别濒颈苍别蝉)の公的バイオバンクを利用した一般地域住民の夫妇ペアの生活と健康の関係に関する国际共同研究の成果を论文発表しました。
- 日本?オランダの一般地域住民の夫妇ペア総计约3万组を対象に生活习惯、医学検査値、疾病の类似性を検讨した结果、さまざまな项目で配偶者同士の类似性が确认されました。遗伝的に类似性が低く、生活习惯は类似性が高い夫妇间で多くの相関がみられたことから、生活习惯の重要性が示唆されました。
- 心血管?代谢疾患予防の新たな方略として、夫妇一绪の保健指导、そして夫妇で励まし合い、竞争し合うことによる効果的な生活习惯の変容が期待できます。
【概要】
日本?オランダの一般地域住民の夫妇ペアを対象に、生活习惯、医学検査値、疾病の类似性を両国の公的バイオバンクを利用し検讨しました。日本の情报は东北メディカル?メガバンク计画、オランダは尝颈蹿别濒颈苍别蝉研究※1で得られたものです。
喫煙?飲酒?運動などの生活習慣、体重、腹囲、肥満度(Body Mass Index)、血圧、総コレステロール?中性脂肪?HDL-コレステロール?LDL-コレステロールなどの検査値、高血圧?糖尿病?メタボリック症候群の疾患について、配偶者同士の類似性が確認されました。この結果は日本?オランダともに同様でした。
これらの指标から导き出される心血管?代谢疾患リスクが配偶者同士で类似していることから、生活习惯病予防の新たな方略として、健康诊断等で夫妇一绪に保健指导を行う、夫妇で励まし合い?竞争し合うような环境を作るなどの施策により、効果的な生活习惯への改善が期待できます。また、夫妇は遗伝要因よりも环境要因を共有していることから、环境要因と疾病の関连をより明确にできる可能性があります。
本研究成果は、础迟丑别谤辞蝉肠濒别谤辞蝉颈蝉誌にて、8月26日に公开されました。

表1:心臓代谢関连疾患リスク要因における夫妇同士の一致度
【用语解説】
*1 Lifelines研究 :オランダ北部で実施された大規模な前向きコホート研究です。 オランダ北部に住む167,729人を対象とした三世代の家族をリクルートしています。評価項目は幅広く、一般集団の健康と疾病に寄与する生物医学的、人口統計学的、行動学的、身体的および心理的要因を多面的に評価しています。さらに、複雑な遺伝的要因と複数の疾患発症に焦点を当てており、この研究の重要な位置付けとなっています。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学东北メディカル?メガバンク机构
健康行动疫学分野
教授 中谷 直树(なかや なおき)
电话番号:022-273-6212
(报道担当)
东北大学东北メディカル?メガバンク机构
長神 風二(ながみ ふうじ)
电话番号:022-717-7908
ファクス:022-717-7923
贰メール:辫谤*尘别驳补产补苍办.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
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