2024年 | プレスリリース?研究成果
脳や目を持たないのに菌类は図形を识别しているのかもしれない
【本学研究者情报】
〇大学院农学研究科
准教授 深泽游
【発表のポイント】
- 生物が外部环境をどのように认知しているかは种类ごとに大きく异なると考えられています。しかし、カビ状の菌糸体で生きている菌类の认知能力についてはほとんどわかっていません。
- 木材を分解して生きている木材腐朽菌のエサである角材9个を异なる図形に配置したところ、菌糸体ネットワークの形が変わるだけでなく、その分解活性も异なることがわかりました。
- 「図形の违いによって菌糸体ネットワークの活性が异なる」现象は、「図形の违いによって脳のニューラルネットワークの活性が异なる」现象、すなわち脳における図形认识のプロセスと似た现象といえるかもしれません。
【概要】
菌类には脳や神経系はありませんが、菌类の菌糸体が様々な知的な行动(记忆?学习?决断)を示すことが报告されています。
东北大学大学院农学研究科の深泽游准教授の研究グループは、木材腐朽菌チャカワタケの菌糸体を定着させた角材9个を、培地上にマルやバツを描くように配置して菌糸体を培养しました。菌糸体は角材9个をつなぐように培地上にネットワークを伸ばし、マルやバツの図形を描いただけでなく、図形の违いによって角材の分解活性も异なっていました。
このように「図形の违いによって菌糸体ネットワークの活性が异なる」现象は、「図形の违いによって脳のニューラルネットワークの活性が异なる」现象、すなわち脳における図形认识のプロセスと似た现象といえるかもしれません。
本研究成果は2024年9月12日に国際学術誌Fungal Ecologyで公開されました。

【论文情报】
タイトル:Spatial resource arrangement influences both network structures and activity of fungal mycelia: A form of pattern recognition?
著者:Yu Fukasawa*, Kosuke Hamano, Koji Kaga, Daisuke Akai, Takayuki Takehi
*責任著者:东北大学大学院农学研究科 森林生態学分野 准教授 深泽游
雑誌名:Fungal Ecology
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
深澤 遊(フカサワ ユウ)
东北大学大学院农学研究科 准教授
TEL: 0229-84-7397
Email: yu.fukasawa.d3*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院农学研究科
附属复合生态フィールド教育研究センター
総務係 TEL: 0229-84-7312
Email: far-syom*grp.tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)
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