2024年 |
Special Interview ?卒業生?在学生?教职员に聴きました?
ALicE室長 田中真美教授インタビュー
3月8日は「国际女性デー」でした。女性の地位向上のために奋闘してきた方々やその功绩を称える日とのことで、东北大学の女性研究者支援についてご绍介します!
前回は一时託児室「ずんだぬきっずるーむ」の绍介をしました。
今回は、「ずんだぬきっずるーむ」を管理?运営する础尝颈肠贰(东北大学工学系女性研究者育成支援推进室)の室长である田中真美教授にお话を闻きました。(闻き手は学生広报スタッフの小滝)
ー 先生が研究者としての道を進み始めた当初の「女性研究者」の立ち位置は
当时は多くの女性が専业主妇の道を选んでいたこともあり、重要な场面で「男性の先生を出してくれ」と言われたり、若い顷は特に「いつ结婚するの」「いつ辞めるの」と冗谈交じりに言われたりすることがありましたね。
ー それでも先生は研究を続けてきたが、工学に興味をもったきっかけは
ものづくりが昔から好きだったんです。小さい顷は鉄工所などの町工场も多くて、ものづくりの现场を目の当たりにする机会が多かったので、自分もいろいろ作ってみたいと思って、大学では工学部を选びました。
ー 2023年からは「DEI推進センター長」として活動されているが、その経緯は
「男女共同参画委员会」は2001年には设置されていて、当时から委员として男女共同参画推进などに携わってきていました。2014年に「顿贰滨推进センター」の前身である「男女共同参画推进センター」ができて、センター长を大隅典子先生(本学副学长)、副センター长を私が务めていましたが、取り组むべき课题が多く、できることをどんどん増やしていこうという话になったんです。当时、大隅先生は「男女共同参画委员会」の委员长も兼任していたので、大隅先生を委员长、私はセンター长として両轮で走らせて、よりスピード感を出していこうということになりました。
それに合わせて、「男女共同参画委员会」が「顿贰滨推进委员会」、「男女共同参画推进センター」が「顿贰滨推进センター」へ改组されました。
ー 実際に活動する中で感じた変化は
私が入学した平成元年に比べて、女子トイレが増えて充実してきたというのが大きな変化ですね。あと、当时は女子学生が工学部全体で3%(900人中27人)しかいなかったのですが、今は10%を超えてきて、キャンパス内を歩いていても女子学生が増えてきたように感じます。
また、复雑な社会になってきたことで「男女」という区切りに限らず多様な方が十分に活跃できるようにしていかなきゃいけないと感じるようになって、女性が活跃できないという问题は、あくまでその1つと捉えるようになりました。
础尝颈肠贰としての活动
ー ALicEは全国各地の高校で出張講義などを行っているとのことですが
「工学」って全ての分野に関わって人々の生活を支えているので、医学や歯学より学问として见えにくいんですね。だからまずは工学や女性研究者などの魅力を知ってもらいたいと思って活动をしています。最近は高校に案内も出していて、讲演依頼が来たら随时伺っています。
ー 最近は理系に進む女性が増えてきているように感じます
そうですね。女子枠を设ける大学もあって、女性ならではの视点が求められています。よく言われているのが、车や薬などは成人男性を基準に作られているので、女性にとって不便な点が多いということです。イノベーションを起こすには多様な视点が必要なんですね。
ー この「ずんだぬきっずるーむ」も女性研究者支援の活動の一環
この建物はもともと宿泊施设だったのですが、シャワーもトイレもあるのに会议室にリフォームするという话が出ており、设备を生かせないのももったいないですし、设置当时は学内のみどり保育园がなかったので、「託児室にするのはどうか」と提案しました。无事快诺されて、当时の事务补佐员と一绪に一生悬命リフォームしました。
ー こだわった点は
「ずんだぬき」をイメージして、黄緑色で统一したところです。
あとは「ダンブロック」というおもちゃですね。震灾のときに段ボールのベッドが活跃したのですが、その会社さんが作っているものをいただきました。
ー 今後の目標や展望は
女子学生さんに「かわいい」というところから工学部に兴味をもってもらって活跃してほしいですね。现在工学研究科では『工学研究科顿贰滨推进プロジェクト』が进められて、女性教员を积极的に採用しているのですが、础尝颈肠贰はこのプロジェクトにも协力しています。ロールモデルが増えたことで研究者を目指す学生も増えると思うので、础尝颈肠贰も一绪になって女性研究者の支援をしていきたいです。
また、复雑な社会になってきているので、女性に限らず、育児や介护をしている男性や性の多様性で困っている方なども含めて支援を行い、活跃してほしいというのが希望ですね。
2回にわたって、一时託児室「ずんだぬきっずるーむ」を含む东北大学の女性研究者支援に関して绍介しました。女性を含め、様々な人がよりよく生きていくためにはどうすればよいのか考えるきっかけになれば幸いです。
田中先生、础尝颈肠贰の山本さん、ご协力ありがとうございました!
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问い合わせ先
东北大学総务企画部広报室
贰尘补颈濒:办辞丑辞*驳谤辫.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)